カウンセリングの始め方「現代アドラー心理学」
追加 おねしょについて
1 子供にこれからは、おねしょが自分の問題だと告げること。
2 もし、おねしょをしたら、濡らしたものを洗ってもらいたいなら、特別な容器に入れるように告げること。
3 これからはベッドを整えるも、整えないも、自分次第だと告げる。
4 両親は、これからはおねしょの状態に絶対、完全にタッチしないこと。何の関心も示さないこと。部屋を調べないこと。もし子供が、おねしょをしたこと、あるいはしなかったことについて報告するならば、「残念ね」とか「よかったね」とかいう。さりげないコメントを言うこと。
5 親が、おねしょに何の関心も示さないという方法は、正しく用いられるなら、一ヶ月以内に満足のいくような解決が得られるであろう。
6 もっと長くおねしょが続くようならば、目覚ましの方法を試してみる。あるいは子供を医者のところへ、できれば小児科医のところへ連れて行くことを進める。
7 コメントも、不平も言わないし、ほめたりしないこと。両親は、おねしょがその子供の問題であって、両親の問題ではないという風に振舞うこと。
○ おねしょをとめさせること。
○ 両親に、この問題を解決するのだ、子供を信頼できるのだということを教えること。
○ 子供たちに、人生の困難を乗り越える力を自分が持っているのだということ_自分で成し遂げることによって、自尊心を形成すること_を学ぶのを助けることである。
ちなみに自尊の意味
① 自分で自分をえらいと思うこと
② 自分の人格を尊重し、品位を保つこと
品位に意味 ① 人に自然と備わっている心の高さ。
② 金貨銀貨の中に含まれている金、銀の割合。
(現代アドラー心理学より引用)