心理学と神話の関係性
現代に生きる私たちは、不安や、孤独といったものとどう向き合えばいいのだろうか?
昔は良かったと嘆いても仕方のないことで、科学は科学として在ることを認めた上で、如何に生きられるか?
人や社会、あらゆるものとの関係性を持てるのかということが問われる。
これには答えがないが、もしかしたら、個人の神話の中にあるのではないだろうか。
これを「神話産生機能」といいます。
数学の様々な分野において、ある特定の状況下にて一意に射を定めるような抽象的性質が、特定の構成を定義、あるいは特徴づけたりする事がしばしばある。このような性質を普遍性(英: universal property)と呼ぶ。普遍性は圏論を用いて抽象的に論考される。
結果として、我々は普遍性の一般的な扱い方を得ることになる。例えば、群の直積や直和、自由群、積位相, ストーン-チェックのコンパクト化, テンソル積, 逆極限 と 順極限, 核と余核, 引き戻し, 押し出し および イコライザ、など。
ウィキペディアより引用
スイスの深層心理学者、カール・グスタフ・ユングはこのことをこう言っています。
「おまえは、いかなる神話に依って生きているのか。お前の神話は何か」
自分自身の問いかけとしてそのように感じたそうです。
これは個人の自由主義にもつながります。
ひとりひとりの神話を生きるということで、また、その神話の普遍性とも繋がるということになります。
私たちは、その神話を通して、つながっていけるのではないでしょうか?
神話産生機能は、エレンベルガによると、
意識の閾下にある自己の中心領域であり、内面のロマンスの何とも不思議な製作がここで恒常的に行われている。この概念においては、無意識は物語や神話の創造に恒常的に関与しているとされる。
この営みは無意識のままに留まることもあり、夢の中だけに現れることもある。
時には、それらは、患者の心の背景で自然発生的に繰り広げられる白昼夢という形となる。
また、時にはこれらの創作が、夢遊病、催眠、憑依(ひょうい)、霊媒(れいばい)のトランス状態、学習虚言症、あるいは一部の妄想という形態で表現化される。
著者 心理カウンセラー 浦