依存性人格障害を超えて
先ず、依存性から始めようと思います。
依存性とは、自分よりも力の強い他者に頼り自分の欲求を満たそうとする傾向です。
依存性には普通、他者に頼ろうとする依存欲求と、それを実現するための依存行動とが含まれるとあります。
そして、要するに、他者に依存する未熟な傾向などに限定して用いているものらしいです。
そして、依存性人格障害は、世話をされたいという過剰な欲求があり、従属的でしがみつく行動をとり、分離に対する不安を強く感じる特徴をもつ人格障害です。
実は私はこれを読んだ時、ドキッとしました。正に自分に適合していると分かったからです。恐ろしいことでした。
アメリカ精神医学会のDSM-Ⅳでは、以下の8項目中5項目以上を満たすものとされます。
8項目を挙げます。
① ふだんのことでも他人の助言と保証が豊富になければ決定できない。
② 何についても他人に責任をとってもらうことを必要とする。
③ 支えを失うことを恐れるために他人の意見に反対できない。
④ 自分の考えで何かを始めることができない。
⑤ 他人の支えを得るためなら不快なことも厭わないでする。
⑥ 自立心がないために一人でいると不安、恐怖を感じる。
⑦ ある人からの親密な支えがなくなると別の人からの支えを求めて必死になる。
⑧ ばかばかしいくらいに見放されるのではないかという恐怖心にとらわれている。
とあります。
そして、これは、S.フロイトが口唇依存の人格面での現れで、依存、悲観、自信のなさ、性的恐怖、受動性、被暗示性、忍耐心のなさであることを指摘されています。
しかし、これは、極端にそれを表す人格特徴であると考えられ、女性よりも男性に多いとされるます。
皆さんは、思い当たりますか。ある程度あたっていますか。
私の場合は、ゾッとするほど見抜かれているといわざるお得ません。
課題は、依存性や依存性人格障害からの脱却です。
無理に脱却しなくてもよいのでは、とお考えの方もいられると思いますが、私はイヤなんです!
未だに私は、幼児なのかと思うと気持ち悪いです。
ですから超えたいのです。
今からここから超えたいと思います。
遅いかもしれませんが、気付いた時が始まりと考えます。
私は苦しいけれどもやり抜かねばならない課題を突き付けられたのだと思います。
本当に、今の今まで気づかず、過ごしていました。
依存性人格障害を今超えていこうと思っています。
著者 心理カウンセラー 浦