分離不安障害について
人は生まれた時から自立した存在ではありません。
一般に、母親(またはそれに代わる人)に依存した存在から始まり、乳幼児期から学童期、思春期の成長・発達という段階を経て、やがて母親などの依存対象から分離・自立して大人になります。
特に、乳児期から学童期にかけて、母親などの依存対象者との物理的・心理的分離に伴う不安が現れやすくなります。
これを分離不安と言い、どのようにこれを克服していくかが、この時期の心の発達課題とさへ言われています。
この克服が年齢相応になされていないと、母親(依存対象者)などが不在の時に過剰な分離不安反応をおこし、いろいろな身体的・精神的な症状を示すことになります。
このような病的な状態を、分離不安障害と言います。
著者 心理カウンセラー 浦
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