カウンセリングの始め方「現代アドラー心理学」
セラピーのアプローチと初回面接
1 以下によってクライエントについての最初の仮説に至ること。
a クライエントの最初の行動を観察すること
b クライエントの目的や目標を分かるための質問をすること
2 以下のために、経験から得られた推測を行いながら、クライエントについての我々の仮説を分かち合うこと
a 我々の仮説の妥当性について、クライエントから確認を得ること
b 我々の関心と注意を具体的に説明すること
C 我々の仮説を提示するとき、クライエントを援助するという常識の中で、危険を冒す用意のあることを示すこと。なぜならクライエントは、我々の仮説が間違っているというかも知れないからである。
3 我々のセラピーの性格を説明し、セラピーのための試験的な計画を作成すること。つまり、ライフスタイルを知るための面接とその解釈、期待されるセッションの数、頻度などを説明すること。アドラー派のセラピストが問うであろう質問は、以下のようなものである。
○ どのようなことで、ここにこられましたか。あなたの症状や問題はどのようなものですか。
○ カウンセリングを前に受けたことがありますか。誰のところで?どのくらいの期間?そこでどのようなことを学ばれましたか?(認知的面の強調に注意=学習)
○ どのようなことを期待しておられますか。あなたの考えでは、どんなカウンセリングまたはセラピーが成功したものなのでしょうか。
次回につづく