神経症論 フロイト
神経症とは何かということ
神経症は、フロイトによって、主に心因性の精神障害として、無意識の力動的な意味が探求された。
しかし、現代では、生物学的な要因の関与も少なくないことが明らかになったために、神経症という用語は用いられずに、同様の症状は不安障害(パニック障害、全般性不安障害、社会不安障害、強迫性障害、恐怖症など)、身体表現性障害、適応障害、気分変調性障害などの診断名で呼ばれるようになった。
フロイトの言う神経症について
神経症は、不安、恐怖、強迫、抑うつ、心気、離人、ヒステリーなどの症状のいずれか(複数の場合もある)を有し、日常生活に支障を来たすような困難な状態を呈しているが、精神病とは異なり、原則として幻覚や妄想などの症状は認められず、病識(自分が病気であるという認識)があり、現実検討能力が保たれている。
例えば、不安神経症は、浮動性不安、予期不安と呼ばれる。慢性的な漠然とした不安が持続するタイプ(現代では全般性不安障害に相当)と、発作性の強い不安に襲われるタイプ(現代の診断名ではパニック障害に相当)がある。
次に、抑うつ神経症(現代の診断名では適応障害や気分変調症に相当)は、抑うつ気分が主体のもので、うつ病とは異なり、パーソナリティや心因性の要素が強いものを言う。恐怖症は(ゴキブリ、蜘蛛の巣など)、疾病(癌、エイズ、性病など)不潔さ、閉所、暗所、高所乗り物などを必要以上に怖がり、そのために生活に支障を来たす疾患である。
つづく
心理士/ユング心理学者/心理カウンセラー/統合失調症研究/夢分析研究 /
◆日本ユング心理学研究所会員
◆日本カウンセリング学会会員
◆日本応用心理学研究所ゼミナール会員
◆中部カウンセラースクールジャスティス総合教育センター修了
心の問題に寄り添う心理学を学ぶなら「心理カウンセリング浦」。心理学の専門家がわかりやすく解説します。自分を知り、心を整えるためのヒントを豊富に紹介。人生を変える新たな気づきと未来への一歩をお届けします。毎日のヒントが、きっと見つかります。
【ご挨拶】
愛知県名古屋市中川区の古民家にカウンセリングルームを作りました。
心理カウンセリングのセラピーを通して、心の援助を約40年続けてまいりました。
こころの悩み、心のケアが必要な方は、心理カウンセリング浦にお越しください。
あなたと一緒に心の問題にとりくみます。
一人で抱え込まないで、どんなお悩みでもまずは勇気をもってお電話を。
予約受付:平日 10:00〜20:00 ☎︎052-361-3919
【カウンセリングルームについて】
● はじめての方へ
● 受付時間と料金
● よくあるご質問
● アクセスマップ
【当サイトに関する運営情報】