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人格障害のあれこれ

思考、判断や行動が特徴的で平均からずれていて、そのことで周りや本人が悩む状態です。疾患とはいえず人格面の障害であるとしかいえない状態を人格障害といいます。

今日広く用いられている操作的診断基準であるアメリカ精神医学界のDSMーⅣでは、人格障害に三種の大カテゴリーとその下に合計10の人格障害を認めています。

具体的には、言動が奇妙で風変わりを特徴とするA郡に三種類(妄想性人格障害、分裂病質人格障害、分裂病型人格障害)、劇的で感情的、移り気を特徴とするB郡として四種類(反社会性人格障害、境界性人格障害、演技性人格障害、自己愛性人格障害)、不安、心配の強さが目立つC郡として三種類(回避性人格障害、依存性人格障害、強迫性人格障害)を区別しています。

DSMなどの操作的診断基準が一般的ではなかった当時には、人格障害は精神病質という用語で表されていた。精神病質の概念を定着させたのはシュナイダーですが、彼は精神疾患を、①心的資質の以上変異(以上知能素質、異常人格、異常体験反応)、②疾病(奇形)の結果、(中毒、進行麻痺、脳動脈硬化、脳外傷、循環病、統合失調症)と分類し、異常人格の中から当人がその異常性のために苦しむもの、あるいは社会がその異常性のために苦しむものを取り出して精神病質としました。

さらにシュナイダーは精神病質を発揚、抑うつ、自信欠乏、熱狂、顕示、気分変動、爆発、情性欠如、意思欠如などに分類しました。

DSMが多軸診断を採用して第2軸に人格障害を分類するようになって人格障害は疾患とは別に位置づけられることになりましたが、DSM分類体系においても第1軸と第2軸の区別は便宜的で、人格障害の理解には人格そのものについての生物学的理解を含む統合理解が深まることが求められるでしょう。

 

 

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