【子育て】親がサポートを受けるための相談先・支援方法・選択肢
【パーソナリティ障害と子育て】親がサポートを受けるための相談先・支援方法・選択肢を徹底解説
「もしかして自分は“人格障害(パーソナリティ障害)”の傾向があるのかもしれない」と気づいたり、「親として子どもを傷つけてしまっているのではないか」と悩んでいるとき、その苦しさを一人で抱え込むのはとてもつらいことです。心の問題はなかなか周囲に相談しづらく、「家族に迷惑をかけているなら、なおさら自分で何とかしなければ」と思ってしまいがちかもしれません。しかし、あなたが苦しみを抱えたままでは、子どもや家族もまたその影響を受け続けてしまいます。ここでは、「親がサポートを受けるために、どのような治療・支援の選択肢があるのか」について考えてみましょう。具体的な相談先の例を挙げながらお伝えしていきます。
もしあなたが、「どうして自分はこうも極端にイライラしてしまうんだろう」「子どものためにもっと穏やかに接したいのに、つい攻撃的になってしまう」「家族の前で爆発するたびに自己嫌悪がひどい」という思いを抱いているなら、どうか専門家や周囲のサポートを受けることを検討してみてください。親自身がサポートを受けることは、決して“弱い”ことではなく、むしろ“家族を守るための大切な一歩”になり得ます。
愛知県名古屋市の心理カウンセラー 浦光一
1. なぜ親がサポートを受ける必要があるのか
親もまた「一人の人間」としての苦しみを抱えている
人格障害(パーソナリティ障害)の特徴を抱える方の中には、もともと幼少期からのトラウマや愛情不足、あるいは家庭環境の問題によって、深い心の傷を負っている場合があります。そうした「自分自身の傷」が十分に癒えていないまま、「親」という大きな役割を担うと、どうしても「子どものミスに過敏に反応してしまう」「子どもを支配することで安心感を得ようとしてしまう」といった行動パターンが強まりがちです。
たとえば、次のような具体例が考えられます。
●具体的な悩みの例
小学生の子どもを持つAさん(母親)は、幼少期に実母から激しい言葉の暴力を受けて育ちました。大人になった今でも「自分はどうせ愛されない」「完璧じゃないと認めてもらえない」という思いがあり、子どもが少しでも失敗すると「そんなこともできないなんて」と激しく責めてしまいます。落ち着いたときに「言いすぎたかもしれない」と反省するものの、一旦感情が高ぶると止められず、そのたびに子どもの悲しそうな顔を見て深い自己嫌悪に陥る――こうした状況が続くことで、Aさんは「私なんて親失格だ」と自分をますます追い詰めてしまうのです。
親としては「子どものためにもっとよい環境を整えたい」「自分のせいで子どもが苦しむのは嫌だ」という気持ちがあっても、自分自身の苦しみが放置されたままではなかなか変われません。そこで外部の専門家からのサポートを受けることで、まずは「自分はなぜこんな行動をしてしまうのか」を理解し始めることが重要になります。
※本記事で紹介している事例は、いずれもプライバシーを最優先に考慮し、個人が特定されないように配慮したうえで掲載しています。具体的には、当事者の同意を得たうえで、一部の属性や背景を変更したり、複数のケースを参考にして再構成したりすることで、個人や企業を特定できないように工夫しています。読者の皆さまが安心して事例に触れられるよう、守秘義務とプライバシー保護を徹底して取り組んでおりますので、安心してお読みいただければ幸いです。
子どもへの影響を軽減し、親子関係を改善するため
子どもが健全に育つためには、親がある程度安定した感情で接し、子どもの話に耳を傾け、必要なサポートを提供することが望ましいとされています。しかし、人格障害を抱える親は、どうしても感情の揺れが激しかったり、極端な思考に陥りやすかったりして、子どもにとって「安定感」を感じにくい存在となりがちです。
●具体的な悩みの例
中学生の子どもを持つBさん(父親)は、自己愛性パーソナリティ障害の特徴が強く、「自分の期待通りに子どもが動かないと苛立ちを抑えられない」と話します。子どもが少しでも成績を落とすと「そんな出来の悪い子、いらない」「俺に恥をかかせるな」と怒鳴り、成績が上がったときだけ「さすが俺の子だ」と極端に持ち上げる。子どもは混乱しながら、「父さんに褒められるかどうか」で自分の価値が決まるように感じていました。
やがて思春期に入り、子どもは「もうこんな父親には付き合えない」と反発を強め、不登校や反社会的行動を取り始める――こうしたケースは珍しくありません。
親自身が専門家の支援を受け、少しずつ感情コントロールや対人認知の歪みを修正できるようになると、子どもに与えるストレスは大きく軽減されます。さらに、親が「変わろう」という姿勢を示すことは、子どもに対しても「人は努力やサポートで変われるんだ」という希望を示すことにつながるのです。
※本記事で紹介している事例は、いずれもプライバシーを最優先に考慮し、個人が特定されないように配慮したうえで掲載しています。具体的には、当事者の同意を得たうえで、一部の属性や背景を変更したり、複数のケースを参考にして再構成したりすることで、個人や企業を特定できないように工夫しています。読者の皆さまが安心して事例に触れられるよう、守秘義務とプライバシー保護を徹底して取り組んでおりますので、安心してお読みいただければ幸いです。
2. 相談先の選択肢とその特徴
心療内科・精神科
人格障害(パーソナリティ障害)を含めた心の問題に対して、まず代表的な相談先となるのが心療内科や精神科です。クリニックや病院にいる精神科医は、薬物療法や心理カウンセリング等を組み合わせながら、患者の状態を総合的にサポートしてくれます。
●受診のメリット
- 必要に応じて抗不安薬や抗うつ薬など、症状に合わせた薬を処方してもらえる。
- 医師の診断を受けることで、自分の状態を客観的に知るきっかけになる。
- 長期的に通院し、症状の変化に合わせた治療プランを立てやすい。
抵抗を感じる人も多いが…
「精神科に行くなんて、おかしい人だと思われそう」という不安を抱える方は少なくありません。しかし、近年は「心の風邪をひいたときに行くところ」という認識が広がっており、決して特別なことではありません。むしろ、早期に受診することで症状が深刻化する前に対処できるという大きなメリットがあります。
心理カウンセリング(心理療法)
心理士や心理カウンセラーとの対話を通じて、自分の内面を整理し、行動パターンや思考のクセを見直す手法が「心理カウンセリング」や「セラピー」「心理療法」です。カウンセラーの専門領域はさまざまで、夢分析や箱庭療法、認知行動療法や来談者中心療法、精神分析的アプローチなど、いろいろなやり方があります。
●心理カウンセリングの特徴
- 定期的な面談を重ねることで、徐々に自分の本音や痛みを掘り下げ、理解を深める。
- 心理カウンセラーは守秘義務を持っているため、家族や職場には言いにくいことでも安心して話しやすい。
- 「自分の親からどんな影響を受けたのか」「子育てのどの部分で苦しさを感じているのか」など、客観的な視点で振り返るサポートをしてくれる。
●料金や通院頻度など
保険診療が適用されない場合が多く、1回のセッションで数千円~1万円程度の費用がかかることもあります。しかし、自治体によってはカウンセリング費用の補助制度を設けているところもありますし、教育機関や子育て支援施設などで無料または低料金で相談できるところもあるので、地域の情報を調べてみてください。
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家族療法・夫婦カウンセリング
家族全体が「親の人格障害の影響を受けている」場合や、「親子関係だけでなく夫婦関係にも問題が波及している」場合には、家族療法や夫婦カウンセリングが有効となることがあります。家族や夫婦が同席でカウンセリング・セラピーを受けることで、互いの感じ方やコミュニケーションのパターンを客観的に見直し、改善策を模索していきます。
●具体的な悩みの例
母親が境界性パーソナリティ障害の特徴を抱え、父親もその影響で疲弊している――という家庭で、両親が夫婦カウンセリングを受けることによって「お互いにどんなときに傷つき合っているのか」を理解し合う。さらに、子どもがその間にどのようなストレスを受けているのかを客観的に把握する。そうした作業を通じて、子どもを交えた家族カウンセリングにつなげていく。
家族全員が同じ“場”で気持ちを吐き出すことは、最初は抵抗があるかもしれませんが、専門家のファシリテーション(ファシリテーション(facilitation)は、会議やワークショップなどの場で、参加者が活発に意見交換し、結論に導けるよう支援する活動)があれば、意外なほどスムーズにコミュニケーションが進む場合もあります。
※本記事で紹介している事例は、いずれもプライバシーを最優先に考慮し、個人が特定されないように配慮したうえで掲載しています。具体的には、当事者の同意を得たうえで、一部の属性や背景を変更したり、複数のケースを参考にして再構成したりすることで、個人や企業を特定できないように工夫しています。読者の皆さまが安心して事例に触れられるよう、守秘義務とプライバシー保護を徹底して取り組んでおりますので、安心してお読みいただければ幸いです。
自助グループ・当事者同士のサポート
パーソナリティ障害やメンタルヘルスの問題を抱える方々の中には、当事者同士で悩みを共有し、励まし合う場として「自助グループ」を運営しているところがあります。たとえば、境界性パーソナリティ障害の当事者や家族が集まり、互いの体験談を話すことで「自分だけがこんなに苦しんでいるわけじゃないんだ」と気づけることは大きな救いになります。
●メリットと注意点
- 同じような経験をしてきた人たちの話を聞くことで、具体的なヒントや共感を得やすい。
- 悩みや不安を話せる相手が増えるため、孤立感を和らげられる。
- 一方で、参加者同士が互いの問題に巻き込まれすぎてしまったり、情報が偏りがちになる可能性もあるので、専門家の情報とも照らし合わせてバランスをとることが望ましい。
3. 治療や支援を受ける際に覚えておきたいこと
時間がかかることを前提にする
人格障害(パーソナリティ障害)の特徴は、往々にして「長年にわたって形成されてきた思考・行動パターン」でもあります。そのため、1回や2回のカウンセリングや薬物療法ですぐに劇的に変化するわけではありません。むしろ、「自分がどんな場面で苦しさを感じるのか」「そのときにどんな思考が湧くのか」を少しずつ整理していく中で、新しい対処法を学び、日常生活で実践していく――こうした地道なプロセスが必要になります。
●具体的な心構え
- 「すぐに改善しないかもしれないが、それで当たり前」と考える。
- 小さな変化(たとえば、子どもに怒鳴りそうになったとき、一呼吸おくことができた)の積み重ねを評価する。
- 途中で挫折感に襲われても、専門家や支援者と相談しながら「今はこういう時期」と受け止め、再チャレンジする。
セラピストや医師との相性を大切に
心理カウンセリングや治療を継続するためには、「このセラピスト(医師)になら安心して話せる」「自分のペースを尊重してくれる」という信頼関係が欠かせません。最初の相談で違和感を覚えたり、「合わないかもしれない」と感じたら、遠慮なく別の専門家を探してみても構いません。自分に合った支援者を見つけるまでに時間がかかることもありますが、それはよくあることです。
●選択肢を広げよう
- インターネットや知人の口コミでお住まいの地域のクリニックや心理カウンセラーを探し、複数の選択肢を比較する。
- 実際に一度相談してみて、「自分の話にじっくり耳を傾けてくれているか」「無理にアドバイスだけを押し付けてこないか」などの観点で判断する。
- 心理士や医師によって専門領域が異なる場合もあるので、事前にホームページや案内資料で確認しておく。
周囲との連携を図る
親がサポートを受ける過程で、子どもや配偶者、祖父母、学校関係者などとも連携をとれると、より効果的な支援が期待できます。場合によっては、心理カウンセラーが家庭訪問や家族面談を提案してくれることもありますし、子どもの学校のスクールカウンセラーと情報共有を行うケースもあります。
●具体的な連携方法
- 「治療を始めることにした」という事実を家族に伝える(可能な範囲で)。「子どもに黙っていたい」と思うかもしれませんが、子どもが親の変化に気づくことで安心感を得られる場合があります。
- 子どもの担任やスクールカウンセラーにも「家庭の事情で親がメンタル面でサポートを受けている」ということを共有する。子どもの様子に気になる変化があったら報告してもらえるよう、連絡体制を整えておく。
- 親せきや親しい友人に対して「最近、専門家の力を借りてがんばっている」と知らせることで、必要に応じて助けてもらえる可能性が高まる。
4. 親がサポートを受ける意味:家族全員の未来を変える第一歩
子どもが安心して“自分の人生”を歩むために
親が心の問題を改善しようと努力することは、結果的に子どもの成長を大きくサポートすることにつながります。親が不安定な状態にあるとき、子どもはどうしても「自分が何とかしなきゃ」と背負い込みすぎたり、または親に対する怒りや絶望を募らせてしまうことが多いからです。
●具体的なエピソード
高校生のCさんは、母親が回避性パーソナリティ障害の傾向が強く、学校行事や地域活動には一切関わろうとしませんでした。Cさんは家でも母親との会話が少なく、大学進学やアルバイトの相談をする相手がいなくて困っていました。
しかし、母親が思い切って心理カウンセリングを開始し、少しずつ不安の原因や回避しがちなコミュニケーションの背景を理解し始めると、母親から「今日はどうだった?」と声をかけてもらえる日が増えてきたのです。Cさんは「今まで無関心だったのに、最近は少しずつ話を聞いてくれる。お母さん、変わりたいって思ってるんだ」と感じて安心し、自分の進路についても前向きに取り組むようになりました。
このように、親が心のケアをすることで生まれる変化は、子どもの生活や将来を大きく左右するものとなります。
※本記事で紹介している事例は、いずれもプライバシーを最優先に考慮し、個人が特定されないように配慮したうえで掲載しています。具体的には、当事者の同意を得たうえで、一部の属性や背景を変更したり、複数のケースを参考にして再構成したりすることで、個人や企業を特定できないように工夫しています。読者の皆さまが安心して事例に触れられるよう、守秘義務とプライバシー保護を徹底して取り組んでおりますので、安心してお読みいただければ幸いです。
親自身も「自分の人生」を取り戻す
「子どもを苦しめたくない」という思いから治療や支援を受け始めたとしても、結果的に親自身の“生きづらさ”や“孤独感”が軽減されることが多々あります。長年抱えてきたコンプレックスや不安定さを、徐々に理解し、コントロールする術を身につけていく過程は、決して簡単ではないものの、新たな自己発見にもつながるでしょう。
●具体的なエピソード
Dさん(40代、父親)は自己愛性パーソナリティ障害の特徴があり、仕事でのストレスをすべて家族にぶつけるような状態が続いていました。「子どもに嫌われたくない」と思いながらも、家に帰ると不満ばかり言ってしまう自分を止められませんでした。
しかし、心療内科の受診とカウンセリングを始めたことで、「自分が父親から過度の期待を受けて育ったため、『結果を出さないと自分の価値がない』と思い込んでいる」ことに気づきました。そこから徐々に「今の自分が得ている小さな成功や幸せに目を向けるトレーニング」を行い始めると、仕事でのイライラも少しずつ緩和され、家族との会話が増えていったのです。Dさんは「自分の人生を取り戻すきっかけを得られた」と実感しています。
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【まとめ】サポートを受けるのは“怖い”ことではなく、“次のステージ”への扉
「親として自分が問題を抱えている」と認めることは、とても勇気がいる行為です。自分の弱さや至らなさを直視するのはつらいですし、「こんなに苦しいのに、私がさらに努力しなきゃいけないのか」と思うと、気が遠くなるかもしれません。
けれども、専門家や支援者はあなたを批判するために存在しているのではありません。むしろ、「どうすればあなたが少しでもラクに、そして子どもを含む家族が安心して暮らせるようになるか」を一緒に考えてくれるパートナーです。もしあなたが深刻な不安や絶望感を抱えているなら、ぜひ勇気を出して最寄りの専門機関に連絡してみてください。それは“怖い”ことではなく、あなたと家族が新しい一歩を踏み出すための大切な扉を開ける行為です。
✔︎行動を起こすポイント
1. 自分や子どもの様子が「普通」とは少し違う気がするなら、まずは相談を。
2. 病院や心理カウンセリング、家族療法など、あなたの状況に合うサポートを探そう。
3. 治療には時間がかかるかもしれないが、少しずつでも進んでいくことが大切。
4. 親がサポートを受けることで、子どもや家族全体が落ち着く可能性が高まる。
5. 必要ならば祖父母や配偶者、学校の先生、地域のサポート機関とも連携を取る。
周囲に助けを求めることは恥ずかしいことでも悪いことでもありません
最後に、親が変わろうとする姿は、子どもにとって何より大きな安心と希望の源になることを覚えておいてください。親も人間ですから、完璧である必要はありません。専門家や周囲の手を借りながら、少しずつでも自分の心に余裕を取り戻していくこと――それが結果として、子どもを守り、家族の未来を明るくする最大の鍵となるのです。どうか一歩踏み出す勇気を持って、あなた自身のケアと家族の幸せのためにできることを探してみてください。必ず、サポートの手はどこかで待っています。応援しています。
人格障害の問題別・状況別ガイド
職場や家庭、恋人関係など、日常のさまざまな場面で生じる衝突やコミュニケーションの行き違い。「もしかして、自分(または相手)が人格障害かもしれない…」と感じたとき、その不安や疑問を抱えたまま一人で悩んでいませんか?
人格障害(パーソナリティ障害)は、単なる「性格の問題」ではなく、本人や周囲の人々に深刻な影響を与える可能性があります。しかし、正しく理解し、適切な対策をとることで、関係性や日常生活は大きく改善できるのです。
このガイドでは、心理学初心者でもわかりやすいように、人格障害が引き起こす問題を「職場」「家庭」「パートナー関係」「子育て」「口癖」「思考パターン」など状況別に解説。さらに、セルフチェックや具体的なコミュニケーション術、専門家による治療やサポート情報まで網羅しています。自分や身近な人の悩みを少しでも軽くするために、まずは正しい知識を一緒に学んでみましょう。
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パーソナリティ障害と子育て・親子関係に関する参考文献・参考資料まとめURL一覧
人格障害(パーソナリティ障害)と子育て、親子関係などに関する信頼性の高い参考文献・参考資料のURLをまとめました。日本国内外の公的機関や専門学会、専門家によるサイトを中心に選んでいます。学術的な理解や具体的なサポート情報を得る際の手がかりになるかと思いますので、必要に応じてご確認ください。
1. 厚生労働省関連
-
こころの健康サイト(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
精神保健に関する基礎知識や相談窓口、支援制度などが整理されている厚生労働省の公式ページ。各種専門機関の連絡先も掲載されており、困ったときに相談できる窓口を探す際に役立つ。 -
子どもの虐待防止や支援に関する情報(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198002.html
子どもを取り巻くさまざまな問題(虐待や発達の問題など)に対して、行政が提供している支援制度の概要や相談先がまとまっている。家庭内のトラブルや親子関係の問題が深刻化したときに利用できるサービスも記載。
2. 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)
-
NCNP 公式サイト
https://www.ncnp.go.jp/
日本の精神・神経分野の中心的な研究機関。人格障害(パーソナリティ障害)を含むさまざまな精神疾患に関する研究や治療に携わっており、医療・研究者向け情報だけでなく、一般向けの情報提供もある。 -
こころの病気情報データベース(国立精神・神経医療研究センター)
https://www.ncnp.go.jp/kyoka/knowledge/
各種精神疾患や症状に関する解説が掲載されている。人格障害に関する基本的な情報や、関連する専門用語のわかりやすい説明などが見つかる。
3. 日本精神神経学会
-
日本精神神経学会 公式サイト
https://www.jspn.or.jp/
精神医学・精神医療に関する国内最大規模の学会。サイト内に患者・家族向けのコンテンツやガイドラインがあり、パーソナリティ障害に関する概要や治療方針などを学ぶ際に参考になる。 -
精神疾患の診断・治療ガイドライン
https://www.jspn.or.jp/modules/tinyd2/
日本精神神経学会が公表している診断・治療ガイドラインのページ。パーソナリティ障害に関する記載もある(※一部資料は学会員向けのものも多い)。
4. 日本児童青年精神医学会
- 日本児童青年精神医学会 公式サイト
https://www.jscap.jp/
子どもの心理や精神医学に特化した学会。子どもと親との関係における精神的問題や治療・支援について研究・情報発信を行っている。サイト内の「一般向け情報」などを参照すると、子どもの発達や障害に関する情報が得られる。
5. 子ども家庭総合研究所(独立行政法人)
- 国立障害者リハビリテーションセンター 研究所 子ども家庭総合研究所(厚生労働省所管)
https://www.rehab.go.jp/ri/gri_index.html
子どもの発達・養育環境・家庭問題など、多岐にわたる研究を行っている機関。家庭内でのトラブルや虐待、養育支援などに関する調査研究報告が公開されている。
6. WHO(世界保健機関)関連
-
ICD-11(WHO公式サイト)
https://icd.who.int/en
国際的な疾病分類「ICD-11」はパーソナリティ障害を含む精神疾患の分類と定義を示している。英語が主体だが、日本語訳も進められている。パーソナリティ障害を国際的な視点で学びたい場合に。 -
WHO Mental Health
https://www.who.int/health-topics/mental-health#tab=tab_1
WHOが提供しているメンタルヘルス全般に関するページ。パーソナリティ障害そのものの解説は限られるが、精神衛生や家族支援における国際的なガイドラインを知る際に参考になる。
7. 子どもの虐待・DV(家庭内暴力)に関するサポート機関
-
児童相談所 全国共通ダイヤル「189」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000165992.html
親子間で深刻なトラブルや虐待が疑われる場合に、24時間対応で相談可能な児童相談所の全国共通窓口。人格障害を抱える親のもとで子どもが適切なケアを受けられていない可能性があるときなどに活用できる。 -
配偶者暴力相談支援センター(DV相談)
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv_danjo.html
子どもの直接的な問題だけではなく、家庭内の暴力や親同士のトラブルが子どもに影響しているケースもある。配偶者暴力相談支援センターを含む相談機関のリストが公開されている。
8. NPO・民間団体による子育て支援・メンタルヘルスサポート
-
NPO法人 児童虐待防止全国ネットワーク
https://www.nponazone.org/
虐待防止や子どもの健全な育成に関する情報発信・啓発活動を行うNPO。サイト内に児童虐待にまつわる基礎知識や対応策、シンポジウム・イベント情報などが掲載されている。 -
NPO法人 全国精神保健福祉会連合会(みんなねっと)
https://www.minnanetto.jp/
精神疾患や障害を持つ当事者・家族を支援する団体の連合会。家族間の問題や、地域でのサポート体制づくりに関する情報が得られる。当事者や家族が交流する自助グループについての案内も。 -
メンタルヘルスの情報サイト「こころのスキルアップ講座」
https://www.mhlw.go.jp/isekaimonoka/
(厚生労働省・地方自治体・民間が協力している)心のケアを学ぶためのオンライン情報サイト。ストレスマネジメントやコミュニケーションのコツなど、子育て中の親にも参考になる記事が多い。
9. 学術書・専門書(参考)
-
『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』
アメリカ精神医学会 (American Psychiatric Association) が公表する診断基準書の翻訳版。パーソナリティ障害を含む各種精神疾患の臨床的特徴が詳細に記載されている。- 出版社:医学書院(翻訳版が出版されている場合)
-
『人格障害―現代的理解と治療指針』
複数の専門家が執筆し、パーソナリティ障害の理論や治療法を包括的に解説している専門書。- 出版社:金剛出版など(類似タイトル・関連書籍あり)
-
『境界性パーソナリティ障害―家族と本人への援助ガイド』
境界性パーソナリティ障害をはじめとした親子関係問題について、家族向けの具体的な支援ガイドがまとめられている。- 出版社:金剛出版など(翻訳書含む)
まとめ
ここにまとめた参考文献・参考資料一覧は、親子関係の問題や人格障害、育児支援などに関連して参考になる公的機関・学会・NPO団体・専門書の一例です。インターネット上の情報は玉石混交ですが、こうした公式・専門性の高い機関が提供する情報は信頼性が高く、最新の知見を得やすいというメリットがあります。困ったときや、さらに深く学びたいときは、ぜひこれらのサイトや書籍を活用してみてください。
心理士/ユング心理学者/心理カウンセラー/統合失調症研究/夢分析研究 /
◆日本ユング心理学研究所会員
◆日本カウンセリング学会会員
◆日本応用心理学研究所ゼミナール会員
◆中部カウンセラースクールジャスティス総合教育センター修了
心の問題に寄り添う心理学を学ぶなら「心理カウンセリング浦」。心理学の専門家がわかりやすく解説します。自分を知り、心を整えるためのヒントを豊富に紹介。人生を変える新たな気づきと未来への一歩をお届けします。毎日のヒントが、きっと見つかります。
【ご挨拶】
愛知県名古屋市中川区の古民家にカウンセリングルームを作りました。
心理カウンセリングのセラピーを通して、心の援助を約40年続けてまいりました。
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