現代の神話について
科学時代が現代です。
宇宙にロケットを飛ばし、
軍事産業は思いの他発達し
ips細胞は人の病を治そうとしています。
クローン牛とクローン豚が生まれ、
植物は品種改良されて、
生き物や食物でさえも
科学によって発展しています。
そんな科学的な現代において、
神話とは何だろうか。
現代の神話とは
現代は科学万能主義ということが言えるのではないでしょうか。
科学の技術も,
それを支える理論、論理も、凡人の私たちを圧倒します。
私達は、ひれ伏し、その恩恵にあづかっている次第です。
ただ私たちは、もっともっとその精度を上げることと、
完璧さを願い待つしかない現状であると感じています。
科学と戦争
科学が発展し原爆や放射能といったものも生まれました。
日本では広島や長崎の原水爆と東電の放射能もれという、
恐怖を味わうことになりました。
万能と思われたものが打ち壊されてしまったのです。
はじめから英雄に欠点があり、
実は虚偽の英雄だと知っていたとしたら
そのようなものは、
誰も信じないでしょう。
想定外の恐れのあるものを
科学的なものだと判ったのです。
一方においては、
私達は、不信の時代に生きてもいます。
神仏を信じ込む程
私たちは単純ではなくなっています。
といって、
科学も信じ込んではいないのです。
不信感で一杯です。
人と人とが繋がっているとは
理屈では判るのですが、
信じられません。
親も兄弟姉妹も、友人も、
どれ程信じているのでしょうか。
確実には答えられないのが
現代でもあります。
心の病は気からではなく、
社会や身近な人、環境が作り出していると言わざるお得ません。
心は、
うえ(飢え)、かつぼう(渇望)し、欲しています。
温かいぬくもりや、やさしさを。
誰も信じられない世の中を
人はどう生きぬくかが課題となり、
科学という干乾びたヘビを退治して、
信じられる世の中に
しなくてはならないと思います。
誰がするのかではなく、
ひとりひとりが、感じ、
信じて行動するしかないのでしょう。
でなければ、
心の病は、
一向に治ってこないのでしょう。
科学時代に生きる私たちは、
根っこがないのです。
ですから、
大地に足を置いて立つことが、
まず、第一だと思われます。
皆がこのようにすれば、
一つ一つ心の問題を
明らかにし、
治っていくことが
出来るのではないでしょうか。
又、
こう信じなければ、
私たちは、
何に根拠を求めればよいか
わからなくなります。
ひとりひとりが実行していく。
語りかけるやさしさ。
愛する心のゆとり。
等、
私たちには
やるべき事柄が一杯あります。
それをやっていきましょう。
信じる力、
勇気、
根拠を大切にして、
出会い、
語り、
笑って行きましょう。
それが、
現代の私たちに
できることではないでしょうか。
著者 心理カウンセラー 浦
memo: repeat00-1-37-110