元型（アーキータイプ）

ユングは、幼児ー子どもー青年ー男性、女性の成人ー両親ー壮年ー老いー死という元型の移り変わりとして人生を考える。どの元型が自我、意識の表面に近づいてくるのか、の問題である。

人間は、その身体・こころの中にあらゆる元型を宿し、それは、大地に樹木となる。元型はそれ自体がたいへんなエネルギーを持った力動的存在だ。この元型イメージをわれわれが個人で観察できる機会こそ夢なのである。

重視されるのは、母親、父親、影、アニマ、アニムスなどである。