フロイト 3
口唇期戸(口唇愛期)
・一才六ヶ月くらいまでの時期
・口唇期の初期には、心地よく乳を吸いたいと言う欲求が優勢だが、後期には何かを噛み砕いたり吐き出したりしたいという様な攻撃的な欲求も芽生えてくると考えられる。この攻撃的な欲求を口唇サディズムと呼ぶ。
人の気持ちと自分の気持ちをはっきり区別できないことも、この時期の心理の特徴である。
口唇期は、人生の始まりの時期であり、そこで問題が生じるとその人の精神的な発達に大きな影響を及ぼすと考えられる。この時期の心理的な特性が大人になっても色濃く残っている人の性格を特別に口唇期性格と呼ぶ。甘えたい気持ちが強く依存的で、我慢することが苦手で、要求がましいような性格傾向である。
おしゃべり、喫煙、飲酒、等々
肛門期(肛門愛期)
・一歳過ぎから三歳頃までの時期
・括約筋のコントロールが可能になる。
・肛門や尿道の感覚が発達してくる時期
・トイレットトレーニング
・歩行が可能になり、言葉も話せるようになる
・「いやだ」という意思を表明できる
肛門期には、うんちを自分の好きな時に好きなところで排泄したいという欲求と、決められたトイレという場所で決められた時間に排泄できるようにしようとする親の要求との戦いが起こると考えられる。
・相反する気持ちが同時に存在する心理を両価性という
つづく